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2008年01月 アーカイブ

2008年01月01日

ホイアンの夜祭りについて調べてみました。

ホイアンは、ベトナムの中部クアンアム省ダナン南方30kmにある古い港町です。中国人街を中心に古い建築物が残り、1999年、「ホイアンの古い町並み」として、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

★登録基準2、5
基準2:ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
基準5:特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている、ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落または土地利用の際立った例。
★主な、建築物:
●来遠橋(日本橋)・・・屋根付きの中国風だが、1593年に日本人が建設したと伝えられます。
●福建会館・・・1773年に建設された華人の会館。
●広肇会館(広東会館)・・・1786年に創建された広東系中国人の会館。
●海南会館
●潮州会館
●クアンコン寺(関帝廟)
●クアンタンの家(チャンフー通り77番の家)・・・約380年前に建てられた中国家屋。
●タンキーの家
●フーンフンの家

ベトナムのホイアンでは、毎月満月の夜に夜祭が行われます。西日が落ちる頃に街角につるされた提灯には、明かりがともされ、メインストリート全体が柔らかなOCD連に色の光に包まれます。道端には楽しそうな子どもたちの声や将棋や碁をうつ老人たちの姿を見ることができます。

2008年01月02日

ベトナムの屋台の味について知りたい。

ベトナムでは、特に都会の主婦は仕事を持っている方々が多いことから、朝食や昼食は外食で済ますという場合が多いようです。そのほとんどが「屋台」・・・通勤の途中でさっと済まし、仕事に向かうという感じです。そのため、主なメニューは時間短縮に好都合なもの・・・フォー(麺)やフランスパンのサンドイッチです。

外国の人たちに最もよく知られている麺は「バインフォー・フォー」というお米を原料にした平らな麺です。水に浸し、粉砕した米の生地を専用の蒸し器で蒸します。これを平たくカットした平麺です。さっぱり味の鶏のスープ「フォガー」も人気ですが、現地では牛のスープで食べる「フォーボー」も人気です。

その他、ベトナムでは米以外にも、緑豆を原料にした春雨「ミェン」や、小麦粉を原料にした中華麺「ミー」も一般的です。「ミェン」は、鶏のスープで食べる他、炒め物にも用います。一方、「ミー」ですが、特にこちらは中華系の人が多い地域でポピュラーです。卵をつなぎにした中華卵麺は一番人気です。

2008年01月03日

ピースボートについて説明します。

1993年より、ベトナムのフエ市では、ストリートチルドレンの保育・教育施設である「ベトナムの子どもの家」が小山道夫氏の主宰によって運営されています。小山氏を支援する「ベトナムの子どもの家を支える会」の活動も盛んです。そのひとつが、ピースボートとの交流です。

ピースボート(peace boat)は、民間レベルでの国際交流をめざす日本のNGOです。この団体が行う船舶旅行をさしてそう呼ぶ場合もあります。ピースボートは、ベトナムも含め、アジア各国の人びとと現地で直接交流することで国際理解を図るという趣旨で、長期にわたる船旅を企画・運営しています。

ピースボートの船舶旅行は平均して年2回行われています。ボランティアスタッフとなり、船舶や寄港地での公演などの企画に携われば参加費が割安になるということはあるものの、現実には決して「お安い」旅行とはいえません。そもそもそれだけの長期にわたって仕事を離れられるということだけでも、ある面、恵まれた旅行といえるのではないか、と言う見方もあります。

近年では、朝鮮民主主義共和国への渡航について問題となり、「ピースボートは北朝鮮寄り」とする声が少なからず存在するのも事実です。

2008年01月04日

ベトナムを通るメコン川について調べてみました。

チベット高原に源流を発し、中国雲南省、ミャンマー、ラオス、タイ、そしてカンボジアを通じてベトナムに抜ける大河が、メコン河です。

このようにある河川が複数の国家の領土にわたって流れるとき、それを国際河川といいます。メコン河のほか、ヨーロッパ中部から黒海にかけてドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア・モンテネグロ、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナ と、合計10カ国にまたがるドナウ川もその典型的な例です。
他には、ナイル川、ライン川などがあります。

メコンとは、タイ語で「メー」(メーナーム=川)、「コン」(=ワニ)を意味します。雨期には水量が増して船の運航が難しくなり、また乾期には、逆に水量が減りすぎ、浅瀬が増えるためこれまた船舶の運航は困難になります。メコン川のような国際河川では、沿岸の国が条約を締結し、どの国の船舶でも自由に運航できることになっています。

2008年01月05日

ベトナム家庭料理について調べてみました。

ベトナム料理、と聞いて、皆さんはどのようなものを思い浮かべるでしょうか?
フォー(麺)や生春巻きが有名ですよね。それを聞くと、ベトナムは麺類など、粉食文化の国のように感じられます。

ベトナムの町にはたくさんの屋台や食堂があります。これは台湾などでも同様で、一般にこれらの外食をする人が多いのは事実でしょう。しかし、やはり家庭での、特に夕食は彼らにとって大切な活力源であることの変わりはありません。

白いご飯に合うおかず、ということで、日本と同様、白いご飯と汁物、それに大小の副菜が2~3品というのが一般的です。

●ご飯、卵のスープ、野菜と豆腐の蒸し物、魚の煮物、漬物

塩辛いものが多く、そこはやはり日本の食卓と似ているといえるでしょう。
フォーや生春巻き、青いパパイアのサラダ、揚げ春巻き・・・もちろん、これらはベトナムの代表的な料理であり、観光旅行などで訪れた際には是非、味わっていただきたいメニューです。でも、それと同時に、家庭でお馴染みのもやしの漬物やかぼちゃの花の煮物など、素朴な味を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

2008年01月06日

ベトナム「子どもの家」について説明します。

ベトナムの「子どもの家」を支える会、は、ベトナム中部の古都、フエ市においてストリートチルドレンの自立支援活動にあっているボランティア団体です。当会は、元東京国立小学校教諭でいらした小山道夫氏の訴えに応えて1994年に発足し、活動を進めてきました。

ベトナム・フエ「子どもの家」は、フエ市の中心の「王宮」の一角にあります。ここの子どもたちは現在でこそ、元気いっぱいで弾けんばかりの笑顔ですが、彼らには忘れ得ないつらい過去があります。現在、経済的にも急成長を遂げつつあるベトナムですが、今なお、貧困やストリートチルドレンの問題が山積しているのです。

山岳地帯の少数民族の村々を訪問する活動もあります。
これらの活動を通し、私たちはむしろ自分の生き方、生きることや幸せというものの本当の意味を学び、考えるきっかけを得られるかもしれません。

ベトナム「子どもの家」の連絡先:
JASS日本連絡事務所
〒279-0001 千葉県浦安市当代島 2-7-40-204
TEL 047-700-7650
FAX 047-700-7651
日本連絡事務所メールアドレス jass@pd5.so-net.ne.jp

JASSベトナム事務所 (THE OFFICE OF JASS)
運営委員長 Bao Minh(バオ・ミン)
12 CHU VAN AN HUE VIETNAM
TEL 001-010-84-54-828177
FAX 001-010-84-54-828087
ベトナム事務所メールアドレス koyamavn@dng.vnn.vn

会費及びカンパ等の振込先
●会費及びカンパ等の振込先は下記口座:
郵便局口座番号:00140-0-771965 
加入者名:ベトナムの「子どもの家」を支える会

2008年01月07日

ハロン湾について調べてみました。

ハノイの東、約150キロメートルに位置するハロン湾はベトナムできっての景勝地です。1994年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。静かな海面に突き出した奇岩がその姿を落とします。エメラルドグリーンの神秘的な海とその岩岩を見ていると、まるで絵画の世界に吸い込まれてしまいそうな錯覚を覚えます。

ハロンとは、「龍が舞い降りる」という意味です。その昔、中国からの侵略に苦しめられていたこの地に、龍の親子が舞い降り、口から噴出した宝玉が湾内の島々になり、村人たちを外的から守ってきたという伝説があります。

海の桂林とも呼ばれるその幻想的な風景を織り成す奇岩群は、大小200あまりにも上ります。太陽の位置によってその景観は輝きをさまざまに変化させ、雨や霧がそれに言葉にならない趣ある雰囲気をかもし出します。

基準7:ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
基準8:地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。

ベトナムを訪れたなら、ホーチミンの喧騒とエネルギーに洗われたあと、このハロン湾でしっとりとした情緒を味わってみるとベトナムの魅力にいっそうとりこになることでしょう。

2008年01月08日

ホーチミン(旧サイゴン)の魅力について調べてみました。

ベトナム最大の商業都市、ホーチミン(旧サイゴン)は、ベトナムで今、最もエネルギーに溢れた街です。ホーチミンのタンソンニャット国際空港に降り立つと、行きかう人びと、バイク、むっとするような南国の風に圧倒されそうな気持ちになります。この町には、燦燦と照りつける太陽と人びとの溢れるエネルギーが充満すると共に、その歴史と伝統に培われた落ち着いた情緒も流れます。どこか懐かしい郷愁が漂う、古くて新しい町、それがホーチミンなのかもしれません。

ドンコイ通り周辺は、有名なホテルや、バラエティ豊富でヘルシーな食事が楽しめるレストランがあり、観光客を楽しませています。観光客に特に人気なのがアオザイのオーダーメイドの店。ハイセンスな小物雑貨を並べる店先をそぞろ歩きながら、ショッピングをするのも楽しみです。

ベトナムはその歴史ゆえに、ヨーロッパとアジアの文化が微妙に融合し、繊細な独自の生活文化を作り上げています。さほど規模が大きくはなくても、じっくりと見てみると、驚くほど優雅で、ハイセンスな品々に出会うことができるでしょう。

2008年01月09日

ベトナムの世界遺産について説明します。

ベトナムには2006年において、ユネスコの世界遺産に登録されているものが文化遺産で3件、自然遺産で2件、複合遺産は0件で合計5件、および無形遺産が2件あります。

文化遺産
●フエの建造物群(1993年)
・・・フエはベトナム中部の都市。市内は香江をはさんで旧市街と新市街にわかれ、中心は新市街にあります。世界遺産の王宮南門、宮殿、帝廟などがあります。

●ホイアンの古い町並み(1999年)
 *このユネスコの世界遺産の英語名では「Hoi An Ancient Town」(古都ホイアン)とあるが、ホイアンが都であったという形跡はなく、実際、この遺跡は旧中国人街を中心とする民家などから成ることから、ユネスコ日本語訳では「ホイアンの古い町並み」という訳語をあてています。
・・・ベトナム中部クアンナム省ダナンの南方の古い港町。

●ミーソン聖域(1999年)
・・・漢字で「美山」と書き、ベトナム中部アンナム省にある古代チャンバ王国の宗教、ヒンドゥー経シヴァ派の聖なる遺跡。

複合遺産
なし

無形遺産
●ベトナムの雅楽(2003年)
●ベトナム中央高原におけるゴングの文化的空間(2005年)

アオザイについて説明します。

ベトナムの民族衣装アオザイは、18世紀に清朝からもたらされた宮廷服、チャイナドレスをモデルに作られました。アオザイとは、「長い着物」を意味するベトナム語です。現在でも正装として着用されています。現在のような女性用のアオザイは、フランス領時代にデザインされました。

とはいえ、アオザイは何も女性だけの民族衣装ではありません。男性用アオザイもあるのです。しかし現在では結婚式で新郎が着用するか、そのほか伝統芸能で用いられる等に限られます。そのためアオザイというと女性の姿を連想するのも無理はありません。

アオザイは、上衣は前合わせの立ち襟です。これは「チャイナカラー」と呼ばれるスタイルです。長袖で、身体の線にそったスリムな仕立てが女性の曲線美をいっそう引き立てます。丈は足首にまでかかるほどですが、深いスリットが入り、歩くのには不便しません。スリットはなんと、腰骨にかかるほどにまで入っているのです。上衣の下には下衣をつけます。白い長ズボンのようなものです。

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